先日開催された第79回学生名人戦につきまして、皆様に多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。
本件に関しまして、全日本学生将棋連盟としての見解を説明いたします。既に各種メディアでも報道されておりますが、決勝戦に出場した一方の選手の対局時の離席が多く、不正行為の疑義が呈されました。これを受けて理事が事情を確認したところ、当該選手の所持する電子機器より、対局の時間帯に将棋ソフトを使用した形跡がみられました。全日本学生将棋連盟としては上記の事実をもってソフト指しによる不正が行われたと認定し、当該選手を失格処分といたしました。表彰順位の決定に関しましては、もう1名の決勝戦出場選手を優勝に、3位決定戦に出場した選手をそれぞれ準優勝、3位に繰り上げとしました。6月4日付で全日本学生将棋連盟のTwitterより発表した入賞者は、上記決定に基づいたものとなっております。当該選手、ならびに当該選手の所属大学への対応は全日本学生将棋連盟理事会にて協議いたします。なお、出場選手に対する誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします。
令和5年6月9日 全日本学生将棋連盟